大阪のがんちゃん日記 10 母と違う生き方をしたいな

複利の力

母の話

人生最後はどこで過ごすが

私の最大のテーマ

一人息子には

絶対

負担掛けたくない

東京で就職し

結婚し孫も

すっかり東京の人になり

変な標準語を話す

大阪に呼びもどすことは

したくない

人生どこで終わるか

老人ホーム

介護付き分譲マンション

自宅

母は本当に自由人

1人で動ける間は

ギリギリまで

友人たちとダンス付き旅行に

頻繁に出かける

ダンスパーティを主宰する

子育て真最中の時 遠い昔

仕事に命かけて息子をほったらかし

このままだったら

不良になるよと

いいながら

子育てを一切

手伝ってくれない母

私も望まなかったけれど

今でも血液検査の結果は私よりがいい数字がでる母

ボケもそれほど進んでない

少しあるきにくい

耳が聞こえないのみ

92歳

ボケていないことが

逆に不幸な気がする

毎日が同じ繰り返しで

時間が長い

早く死にたいという

これだけ自由奔放に生き抜いた

なんの心残りもないだろうが

人生の最期近くで

死にたいなんて言うなんて

私68歳

これだけはマネしたくない

最高の人生のみつけ方

最高の人生の終わり方

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