同じクラスの美ちゃん
繊細な顔立ち
わたし好み
彼は応援団
私はバトントワラー
野球部などの応援に行く例のアレ
練習場が同じだったので
放課後も
教室でも一緒
がくらんが似合う
ある日授業をさぼって
公園の池に浮かぶボートに乗りに行く
日頃やみかけと違い
好きな人とはしゃべれない内気な私
いっぺんに嫌われる
そこからほぼ2年半
来る日も来る日も片思い
どこかの少女漫画に出てくる
ストーリィーみたい
少女漫画はハッピィーエンドがお決まりだけど
私のはそうならなかった
卒業までの
後の時間は一度も話してもらえずに
私の恋は終わった
余りにもスキ好き光線
出していたため
そうなんです
一途なんです
恋に恋して
人を熱く思うことは
すごく幸せなこと
でも片思いは
さみしくもあり
何年か過ぎ駅前の本屋さんでばったり
ユーミンの卒業写真のメロディと歌詞が
頭の中を駆け巡る
これも幸せな時間
それからユーミンばかり
聞いている
最高の人生のみつけ方
最高の人生の終わり方
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